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初級教室　公演Vol.04 『海辺の家の姉妹』
２０１３年１２月１２（木）～１５日（日）
ＳＴスポット横浜

初級教室は４回目の本公演を、昨年に引き続き横浜の地で上演することになりました。 毎公演、現代に潜む人間相互の問題や家族の有りようを、ユーモアをふくめながら描いてきました。今回は近親者の死や失ったものに向き合う人々を描きます。重たい題材ですが、東日本大震災以降、どうしても避けられないテーマだと感じ、制作を始めました。

海辺に住む異母姉妹とその隣人。登場する人物は、みな何かを「失った」人々です。題材はリアリズム、描写は短いシーン（場）の積み重なる映像のスタイルで皆様の心を揺さぶりたいと思います。どうぞ、ご期待ください。

海辺の小さな町に、三人の異母姉妹と叔母の４人の家族が住んでいる。 ある雨の降る日、三女が自転車で交通事故を起こし、頭部を打ち家族の手を借りないと何もできない障害者となってしまった。運転手の過失なのか？三女の運転ミスなのか？偶然の事故なのか？また、三女の自殺なのか？複数の推測が浮かんだ。認知機能を失い喋ることもできない三女だけが、真実を知っている状態となっていたのである。 三女の運命をきっかけに、家族と隣人たちは、それぞれの心の傷と失ったものと向き合うことになる。 そうした日々過ごした結果、運命は姉妹と隣人に何を残すのだろうか....